乳児期からのアトピー性皮膚炎が
就職後急激に悪化、首の周りと顔面の酷い発疹を
結婚前に漢方薬で改善
zeraniumu
Mさんは、乳児期から10歳頃まで顔面と首を中心にジュクジュクしたアトピー性皮膚炎を患っていた。
その後、高校生から大学生の間は軽快していたが、就職した4月から紅斑性乾燥型のアトピー性皮膚炎を再発。
6月の初診時には首周辺が真っ赤で、肘の内側と膝の裏側も広範囲にわたって痒みがひどく、皮膚がぼろぼろになっていた。
まずは、皮膚の赤みと痒みを改善するための漢方薬（黄連阿膠湯＋知柏地黄丸）を15日分処方。
15日毎にその時々の症状に応じた漢方薬を渡しながら、皮膚の炎症と乾燥に対してスキンケア（アズノール軟膏、瑞花露クリーム、ケアピローサエッセンスなど）も併行して使用してもらった。
治療を始めて2ヶ月を過ぎた頃から、肘の内側と膝の裏側の赤みが軽減し始め、徐々に首周辺の皮膚の乾燥が改善。
6ヶ月目から体質改善の漢方薬（当帰蒺藜煎＋益気聡明湯加減方＋杞菊地黄丸）に変更し、約1年間継続。
結婚を3ヶ月後に控え、ほぼ完治。
現在は、過労と睡眠不足に注意しながら、スキンケアのみを継続して様子をみている。
