不眠症と睡眠薬

不眠症での正しい睡眠薬の使い方

気持ちの持ち方や生活習慣を改善しても不眠症が治らない場合は、睡眠薬の使用も選択肢となりますが、中には不安に感じる人も多いようです。

しかし、最近では一般的に安全性の高い薬が用いられていますので、医師の指導のもとで適切に使用すれば、まず心配はいりません。

睡眠薬には、不安感を取り除く作用があるかないかや薬が作用する時間の長さなどによって様々な種類があり、医師の診断によって患者さんの症状に合った薬が処方されます。

また、睡眠薬服用で共通した注意事項としては以下の通りです。

• お酒といっしょに飲まない
• 飲んだらすぐ床に入る
• 使用量を守る

そして、経過を医師と相談しながら、不眠症が治ってくれば服用を止めます。

睡眠薬の種類

睡眠薬の副作用

冒頭で説明しましたように、最近の睡眠薬の安全性は高いのですが、医薬品ですから以下のような副作用が現われることもあります。

• 持ち越し効果
  • 作用時間のタイミングを間違えるて薬を飲むと、朝方に頭がぼんやりしたり、何となく調子が悪くなったりします。 特に高齢者は、薬が体内に残りやすいため注意が必要です。
• 記憶障害
  • お酒といっしょに服用したり服用後にも起きていたりすると、記憶の一部が抜けることがあります。 医師の指示通りに飲むことが大切です。
• 筋肉の脱力
  • 睡眠薬には筋肉の緊張をほぐす作用があり、夜中にトイレに行く際などは転びやすくなるので注意が必要です。

睡眠薬は、医師の診断によって患者さんの症状に合った薬が処方されますので、知人などからもらった睡眠薬は飲まないでください。

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