ガン免疫の賦活(ふかつ:活性化)

ガン免疫の力を上げることを「ガン免疫の賦活」といい、具体的にはNK細胞(ナチュラルキラー細胞)やキラーT細胞を活性化させることです。

このガン免疫の賦活によって体内でのガン細胞排除処能力を高める治療を「ガンの免疫強化療法」といい、現在行われている「ガンの免疫強化療法」には二つの考え方があります。

特異的免疫療法

特異的免疫療法は、自分のリンパ球をガンを攻撃するように育て増やして、自分のガンを治療する方法です。

特異的免疫療法

この特異的免疫療法は、免疫療法の最先端の技術で、世界中の学者が研究中ですが、効果は今のところ検討中で、保険適用とはなっていません。

非特異的免疫療法

非特異的免疫療法

もうひとつのガンの免疫強化療法が「非特異的免疫療法」で、この方法は、体内のNK細胞やキラーT細胞を増やしたり活性化させることでガン免疫を強くして、ガンに打ち勝つ身体をつくる方法です。

ガン免疫を強くする物質は、アガリクス茸、猪苓茸、カワラ茸、椎茸、霊芝茸、チャガなどのキノコ類に多く含まれていることがわかってきておりますが、医薬品となっているものはほとんどなく、健康食品として供給されているため、薬機法違反などの問題がしばしば話題となります。

『ガン免疫』を賦活する物質

ガンの診断を受けたら

ガンの診断を受けたら

日常生活では何の異常も感じていないにもかかわらず、たまたま受けた検診でガンの疑いがあるといわれるケースがよくあります。

このようなケースでは、再度詳しい検査をすることとなり、その結果「ガンが発見されましたのですぐに入院して手術しましょう」となる場合が多いのです。

そして、ガン宣告を受けた人はパニックに陥り、客観的に判断する思考能力さえ失ってしまうことでしょう。

さて、このような場合、まずはどのように対応するのがベストなのでしょうか。

ガンが発見されたということは、その人のガン免疫が低下していたからだと推測できます。

一般的なガンの手術では、MRIなどで確認しますが、基本的には肉眼的に確かめられる範囲のガンを切除し、転移の可能性のある所属リンパ腺を充分に切除します。

見えないがん細胞も・・・

しかし、肉眼的には確認できない小さなガン細胞は手術でも取り残すことが多分にありますし、手術の最中に周囲の組織にガン細胞がばらまかれている可能性も否定できないのです。

したがって、完璧な手術が行われたとしても、手術後の身体の中には肉眼では見えないガン細胞が残されていると考える必要があります。

そして、このような体内に残っているガン細胞に対抗してくれるのが、「ガン免疫」です。

体内に残存したガン細胞がガン免疫によって排除されないと術後3ヶ月から半年くらいの間に再発や転移が起きてきます。

今すぐ!ガン免疫と体力の強化を・・・

今すぐ!『ガン免疫』と体力の強化を・・・

ガンと診断されてからも、手術まではある程度の期間がありますが、ガンと診断されたらすぐにガン免疫を強化する免疫療法を始めるべきだと考えます。

ガン免疫の強化をすぐに始めることで、ガンが悪化するリスクが減少し、場合によってはガンが小さくなったり、微小なガンは消失することもあります。

また、ガン免疫と体力の強化が充分にできてから手術や放射線療法、抗がん剤治療を行えば、その効果が増すこともあります。

転移予防のためにも・・・

そして、術後や治療中のガン免疫の強化によって、体内に残存しているかもしれないガン細胞が排除され、ガンの再発や転移を予防することも可能です。

国立がんセンターが勧める「ガンを防ぐための12か条」

  1. バランスのとれた栄養をとる ⇒ いろとりどり豊かな食卓にして
  2. 毎日、変化のある食生活を ⇒ ワンパターンではありませんか?
  3. 食べ過ぎをさけ、脂肪はひかえめに ⇒ 美味しい物も適量に
  4. お酒はほどほどに ⇒ 健康的に楽しみましょう
  5. たばこは吸わないように ⇒ 特に、新しく吸いはじめない
  6. 食べ物から適量のビタミンと繊維質のものを多くとる ⇒ 緑黄色野菜をたっぷりと
  7. ガンを防ぐための12か条・今日から実践しましょう!
  8. 塩辛い物は少なめに、あまり熱い物はさましてから
  9. 焦げた部分はさける ⇒ 突然変異を引き起こします
  10. かびのはえたものに注意
  11. 日光に当りすぎない ⇒ 太陽はいたずら者です
  12. 適度にスポーツをする ⇒ いい汗流しましょう
  13. 身体を清潔に ⇒ さわやかな気分