不妊症の検査

西洋医学でも東洋医学でも、不妊の原因を知ることは大切です。

基本的な検査
基礎体温、ホルモン検査、子宮卵管造影検査、卵管通気検査、フーナーテスト、内診検査、などがあります。
精密な検査
子宮鏡検査、腹腔鏡検査、ホルモン負荷検査、子宮内膜組織検査、抗精子抗体、などがあります。
排卵時期を知る検査
頸管粘液検査、尿中あるいは血中LH検査、超音波による卵胞径の計測、などがあります。
男性の検査
精液検査、尿検査、性器の検査、などがあります。
精液検査の結果が悪い人は、泌尿器科で精密検査(精巣組織検査、精管レントゲン検査、逆行性射精の検査、ホルモン検査、精索静脈瘤の検査、精液培養検査など)を行ないます。

精液検査の基準値と異常値

検査項目
基準値
異常値
精液量 2.0ml以上 2.0ml未満 無精液症
ゼロ 逆行射精
pH値 7.2~8.0 7.2以下 無精子症
閉塞性無精子症
慢性附属腺炎
先天性精管欠損症
8.0以上 附属腺の急性感染
急性精巣上体炎
精子濃度 2000万~2億/ml 全くなし 無精子症
2000万/ml 乏精子症
2億/ml以上 精子過多症
精子総数 4000万以上 4000万未満 乏精子症
精子運動率 直進運動精子 50%以上 50%未満 精子無力症
高速直進運動精子 25%以上 25%未満
正常形態精子 30%以上 30%未満 奇形精子症
白血球 100万/ml未満 100万/ml以上 膿精症
液化時間 30分以内 60分以上 精子不液化
最初から液状/td>

精子不凝固
生存率 75%以上 75%未満 精子死滅症
抗精子抗体 陰性 陽性