rabansara
初期流産を2回経験した後、大阪市内の不妊専門クリニックに通院していたYさん。
検査の結果、夫とのリンパ球が類似しているため、まもなくリンパ球移植(2週間おきに4回)を控えていた。
ご予算の関係で、まずは子宮内膜を厚くして良好な卵胞の発育を促進する目的で、低温期(卵胞発育期)から排卵期のみの漢方薬(婦宝当帰膠、丹参活血丸、仙霊脾、胎盤エキスなど)をスタート。
クリニックではリンパ球移植の後、ノアルテンDやスプレキュアなどを使用し、採卵、体外受精を予定とのこと。
漢方薬の方は、高温期(黄体期)に受精卵の着床を良くする参茸補血丸と海馬補腎丸を追加。
○月○日に採卵し、体外受精を行なう予定だったが、精子の状態が良くなかったため、顕微授精を行ない、2段階(胚盤胞)移植をすることになった。
移植の結果判定は、残念ながら陰性。
その後、自然周期での採卵、ホルモン剤を用いた採卵など、様々な手段を用いて何とか良好な受精卵を4個凍結保存。
約半年後、子宮内膜の様子をみながら、胚盤胞を移植。
クリニックでは、エストロゲンの貼り薬、ブリカニール、バイアスピリンなど、当店では安胎薬(紫蘇和気飲加減と鹿茸大補湯)を・・・
妊娠判定陽性後、少量の出血があり、クリニックで芎帰膠艾湯を処方してもらい、約1ヵ月後に出血は止まった。
血圧も高くなり始めたので転院され、とても心配したが、無事3,410gの女児と対面された。
春の暖かい日に、親子で来店。
私共薬局としても、Yさん親子の顔を見てホッとしたことを覚えています。