不眠症は様々な原因と誘因で起こります。
多くの人がまずストレスが原因ではないかと考えるのですが、その背景に病気が潜んでいる場合もあり、安易に決めつけるべきではありません。
以下の項目を参考に、思い当たる点がないかを確認してみましょう。
こんなにある！不眠症の原因
精神的ストレス（心理的要因）
- ●悩み
- ●イライラ
- ●緊張
- ●不安
- ●恐怖
- など
身体の病気や異常（身体的要因）
- ●痛み
- ●熱
- ●かゆみ
- ●せき
- ●ぜんそくの発作
- ●膀胱炎や前立腺肥大症などに伴う頻尿
- ●睡眠時無呼吸症候群
（大きないびきとともに、突然呼吸が止まる） - ●睡眠時ミオクローヌス症候群
（脚の筋肉がピクピクとけいれんする） - ●むずむず脚症候群
（ふくらはぎや足先に虫がはうような、むずむず感がする）
身体のリズムの乱れ（生理的要因）
- ●海外旅行での時差ボケ
- ●交代勤務による不規則な生活リズム
- ●睡眠相後退症候群
（夜ふかしが習慣となり、深夜まで眠れない）
心や脳の病気（精神医学的要因）
- ●うつ病
- ●神経症
- ●不安障害
- ●アルコール依存症
- ●統合失調症
- ●アルツハイマー病
薬やアルコール（薬理学的要因）
- ●降圧剤
- ●ステロイド剤
- ●甲状腺剤
- ●消炎剤
- ●アルコール
- ●カフェイン
- ●ニコチン
不眠症改善は原因究明が第一歩
これら以外にも様々な原因が考えられますが、まずは不眠症の原因を探り出すことが不眠症を改善する第一歩となります。
原因と考えられる他の病気を治療することで、不眠が解消される場合も少なくありません。
不眠状態で眠れない夜が続いてつらい時には、早めに心療内科や精神科を受診することが大切です。
最近では「睡眠外来」を設置している病院などもあります。
