頚椎椎間板ヘルニアと頚椎症(首の痛み)の発症の原因は、加齢に伴う肝腎の虚損(筋骨の退化)や慢性疾患による気血不足(身体を温めるエネルギーや血液量の不足)などが内因(体内の虚弱因子)であり、風寒湿邪(冷え、湿気など)の侵入、頚部の過労や外傷などが外因(外部からの環境因子)と考えています。
すなわち、内因の虚弱(すき)に乗じて、外因が加わることによって、頚部の気血(身体を温めるエネルギーや血液)の運行を塞ぎ、痛みやしびれを引き起こす疾患と言えます。
少し専門的になりますが、以下のようなタイプに分類されます。
詳しくは、漢方百草園薬局までお問い合わせ下さい。
タイプ | 頚椎椎間板ヘルニアと頚椎症(首の痛み)の痛みとしびれ症状ほか | 代表的な漢方薬 |
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Aタイプ | 頚椎症の初期にみられる 頚部が硬く痛い、頚部の回転が不自由、後頚部に圧痛がある、上肢が重たく無力で痛い、しばしば悪寒、頭痛、肩や背中の痛みなどを伴う、 舌質淡紅あるいは淡暗、舌苔白、脈浮弦… |
桂枝加葛根湯加減、葛根湯、葛根加朮附湯 |
Bタイプ | 頚部が硬く痛い、頚部の運動が制限される、痛みが肩や背中に放散する、 上肢のしびれやこわばり、無力感、筋肉の萎縮など、 舌質淡紅あるいは暗紅、舌苔白、脈沈弦あるいは沈遅… |
葛根湯合觸痺湯加減、葛根湯合防已黄耆湯 |
Cタイプ | 頚部の外傷後あるいは頚部の過労(いつも頭を下げて仕事をしている人)などにみられる 頚部の疼痛、痛みの部位が固定しており、夜間になると痛みがひどいあるいは痛くて眠れない、四肢のしびれ、上肢の筋肉萎縮、しばしばめまい、煩躁、胸痛、皮膚のかさかさなどの症状を伴う、 舌質紫紅あるいは瘀斑や瘀点、舌苔薄白、脈細渋あるいは弦渋… |
化瘀痛痺湯加味、補陽還伍湯加減、血府逐瘀湯(=冠脈通塞丸)、疎経活血湯、冠心逐瘀丹 |
Dタイプ | 体力の低下した人や貧血傾向の人などにみられる 頚部の疼痛、上肢のしびれ、めまい、立ちくらみ、不眠、動悸、 精神不安、身体がだるく疲れやすい、顔色が悪い、食欲不振など、 舌質淡、舌苔薄白、脈細弱… |
十全大補湯加減、人参養栄湯、鹿茸大補湯 |
Eタイプ | 頚部の痛みやこわばり、頚部の回転不自由、上肢のしびれ、 めまい、耳鳴り、疲労倦怠感、健忘症、腰や下肢の脱力感など、 舌質暗紅、舌苔少、脈弦細… |
左帰丸加減、独活寄生湯、参馬補腎丸、六味丸合四物湯 |
全てのタイプの頚椎椎間板ヘルニアと頚椎症(首の痛み)にケアマックスNEOは効果的です。
首から肩甲骨、第五、第六からの腕の焼ける様な激痛〔痺れはなし)により整形外科を受診し、MRIにより頚椎椎間板ヘルニアと診断されました。神経ブロックは全く効果なく現在リリカをのんでいますが、痛み止を誤魔化しているに過ぎず、根本から早く良くなりたいので、漢方を検討しております。