片頭痛の症状
頭痛のほとんどは、一次性頭痛(機能性頭痛・慢性頭痛)ですが、そのなかで若い女性に多くみられるのが「片頭痛」です。
また、片頭痛は遺伝も影響しているといわれ、閃輝暗点という目の前がチカチカする症状や生あくびが出たり、目がみえなくなったりという前兆が見られる場合もあります。
片頭痛の症状として、片方の頭のこめかみから目にかけて、脈打つように「ズキンズキン」と痛みます。
また、両側や後頭部などが痛むケースもあり、早ければ10分で長いと2時間で頭痛はピークに達し、吐き気を伴う場合もあります。
このような症状が数日おきに現れるようになると、日常生活に支障をきたすようになります。
片頭痛の原因
片頭痛の原因としては、脳の血管の一部に痙攣が起こることで血流が悪くなり、血流を正常化しようと血管が広がる時に痛みが起こると考えられています。
また、片頭痛の発症を促す誘因として、ストレスや睡眠不足、月経や騒音、飲食物ではチーズや赤ワイン、チョコレートなどがあります。
片頭痛の治療および対処法
片頭痛の治療の基本は「薬物療法」で、薬物療法には主に以下の3つがあります。
- 消炎鎮痛剤
- 痛みを抑え、血管の炎症を鎮める薬で、頭痛が始まったら、すぐ服用すると効果的です。
- エルゴタミン製剤
- 拡張した血管を収縮させる薬です。これも、頭痛が始まったら、すぐに服用します。
- トリプタン製剤
- 血管を収縮させる働きに加えて、過敏になった神経を鎮める効果があります。点鼻薬や錠剤などがあります。
片頭痛の対処法
片頭痛になりやすいタイプとして、神経質で緊張しやすい人や、努力家などがあげられ、精神的な要因も片頭痛の原因となることから、日ごろからストレスをためない生活を意識しましょう。