肝臓病に関する情報

肝臓は「沈黙の臓器」といわれ、異常があっても自覚症状がない場合が多い臓器です。

自覚症状がないのは、痛みを感じる神経が肝臓にはないことや、臓器自体のキャパシティーが大きく肝臓の約80%の細胞が破壊されても、その機能を果たしてしまうという特徴があるからです。

したがって、自覚症状が出たときには、既に肝臓の病気の進行はかなり進んでいることが多く、異常の早期発見には、肝臓の定期的な検査を受けることが重要になります。

肝臓は、右上腹部の肋骨の内側で胃の近くにあり、靭帯によって横隔膜に固定されています。「上腹部の胃の近くにあります。

肝臓の役割

また、肝臓は体内の臓器で最も大きな臓器で、成人で重さ1kg以上にもなり、図のように人間が生きていくために欠かせない様々な役割を担っています。

非常に重要な役割を果たしている肝臓の機能が十分に働かなくなると、体にさまざまな影響が現われてきます。

肝臓の主な3つの働き

肝臓には、人間が生きていくために必要な主に次のような3つの働きがあります。


逍遥散四物湯扶陽理中柴胡疎肝湯


肝臓病の原因と進行

肝臓病
肝臓病の原因と進行

肝臓は「沈黙の臓器」といわれ、異常に気付いた時には肝臓で発症している病気の進行はかなり進んでいることがあります。ここでは、肝臓病の原因と進行について解説いたします。

肝臓病の検診と治療方法

肝臓病
肝臓病の検診と進治療方法

肝臓病は、かなり進行するまでは自覚症状がないため、早期発見には検査が重要となります。また、早期に発見すれば肝臓病の種類に合わせた治療が可能です。ここでは、肝臓病の検査の概略と治療方法について解説いたします。

B型肝炎

B型肝炎
B型肝炎

B型肝炎とは、血液や体液を介して感染したB型肝炎ウイルスによって引き起こされる肝炎で、肝機能検査の値が正常範囲の感染者も多く、実際に治療を受けている人は約1割だと考えられていますが、まれに劇症肝炎を起こし、命に関わることもあります。

C型肝炎の概要

C型肝炎
C型肝炎の概要

C型肝炎は、他の肝炎と比べても特に症状を感じにくく、なかには症状が全く現われない場合もあり、約70%の人が急性肝炎から慢性肝炎へなっていきます。ここでは、そんなC型肝炎の概要について解説いたします。

C型肝炎の検査

C型肝炎
C型肝炎の検査

現在では、昔のように予防接種での注射針の使い回しや輸血などが原因でC型肝炎ウイルスに感染する例はほとんどありませんが、ピアスの穴開けや入れ墨などが原因で感染することもあります。ここでは、C型肝炎の検査について解説いたします。 しかし現在では、注射器の使い捨てや輸血血液のスクリーニング(感染症ウイルスの有無の検査)が励行されるようになり、昔のような感染経路で感染することは、ほとんどなくなっています。

C型肝炎の治療方法

C型肝炎
C型肝炎の治療方法

少し以前までは、C型慢性肝炎になると肝硬変から肝臓ガンへの進行が前提とされていましたが、現在では治療法が飛躍的に進化し、適切な治療を早期に行えば肝硬変や肝臓ガンへの悪化を防ぐことが可能になってきました。

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